解答
(1) メタン, 一酸化二窒素(大気中の水蒸気, フロンでも可)
(2) ③
落葉広葉樹では、 葉が茂る時期は二酸化炭素吸収量が大きく, 落葉した時期は
二酸化炭素吸収量が小さくなる。
解説
(1) 温室効果ガスには、 二酸化炭素のほか、メタン (CH4). 一酸化二窒素(N2O), 大気中の水蒸気 ,
フロンなどがある。 メタンは, メタン生成菌の活動により自然界に広く分布する。 ウシなどの草
食動物のゲップや糞には大量のメタンが含まれており, 温暖化の一因になっている。 一酸化二窒
素は,化石燃料の燃焼や窒素肥料の使用、 微生物による有機物の分解などによって発生する。 オ
ゾン層を破壊する物質としてよく知られるフロンには, 温室効果もある。
(2) ア図1より2000~2010年と1960~1970年の傾きを比較すると, 2000~2010年のほうが二
酸化炭素濃度の傾きが大きいことがわかる。
イ・ウ図2の1月と7月に着目すると、二酸化炭素濃度の季節変動は, 与那国島より綾里のほう
が大きいことがわかる。 これは, 冷温帯である綾里では落葉広葉樹が広がるため、亜熱帯で常緑
広葉樹葉が広がる与那覇国と比較すると光合成を行う期間が短いためであると考えられる。