-
-
眼の表現型は野生型を示した。そこでさまざまな組合せで移植実験を行っ
別の幼虫の腹部に移植した。移植された原基は宿主中で眼に分化し, その
問2 実験1と2の結果は, それぞれ何の細胞に, とのような変異が起こっ
問1 実験1と2のようにキイロショウジョウバエに人為的に突然変異を加
実験3 野生型のキイロショウジョウバエの幼虫から眼の原基を取り出し、
08 一遺伝子一酵素説
キイロショウジョウバエは幼虫からざさなぎを経
て成虫になる完全変態をする昆虫である。 図1の
ように幼虫の体内には, 将来成虫でさまざまな組
織に分化する細胞集団がすでに存在しており, こ
れらの細胞集団を成虫原基と呼ぶ。
野生型のキイロショウジョウバエの成虫の複眼
には、赤色色素と褐色色素が含まれ, 赤褐色の眼 図1 キイロショウジョウバェ
をしている。眼の色の決定に関わる遺伝子には,
優性遺伝するもの, 劣性遺伝するものがある。 遺伝子cn, 遺伝子st, 遺伝
子ャに変異が起こると、それぞれ複眼の色が鮮紅色の変異体(変異体 cn),
緋色の変異体(変異体 st), 朱色の変異体 (変異体)が出現し,これらは劣性
遺伝する。
野生型のキイロショウジョウバ
エの複眼の褐色色素の合成過程は,
図2のようになっている。 酵素1,
2,3の合成は伝子 cn, 遺伝子st, 遺伝子»のいずれかに支配されている
実験1 野生型のキイロショウジョウバエの幼虫に人為的な突然変異を加え
た。成虫まで飼育したところ, 複眼の一部が野生型の色とは異なる個体が
出現した。しかし,これらを交配させて得たF」および Fzには, 複眼が
野生型の色と異なる個体は出現しなかった。
実験2 野生型のキイロショウジョウバエの幼虫に人為的な突然変異を加え
た。成虫まで飼育したところ, 複眼の色が野生型の色と異なる個体は出現
しなかった。これらを交配させて得た Fiにも異常な個体は出現しなかっ
たが、F2に複眼が野生型の色と異なる個体が出現した。
藤題坂および上昇
平均根
生殖器
幼虫
成虫原基
成虫
の成虫原基の存在場所
酵素1
酵素2
酵素3
トリプト
ファン
*、ハイドロキシ
キスレニン
褐色色素
(野生型)
→キヌレニン一
図2
たところ次ページの表に示す結果になった。
たと考えられるか。120字以内で答えよ。
( 吸係薬英化 肥 変化な