0℃,1.01 × 105 Pa (標準状態)で気体である物質A〜Gは、以下の①~⑦の性質を示した。
① A を石灰水に通すと白濁した。
KI
② Bは黄緑色で刺激臭があり、 ヨウ化カリウム水溶液に通すと溶液は褐色になった。
3 Cは無色で,標準状態における1Lの質量は1.43gであった。
④ D を臭素水に通すと臭素水の色が消えた。 DとCを容積可変の密閉容器中,標準状態
において体積比1:3で混合し反応させると、全体の体積は反応前の1/2となった。反応
後の容器内の気体はAであり、水の生成も確認した。
(5 Eは刺激臭があり、水に溶かすと弱い塩基性を示した。
⑥ F を硫酸酸性過マンガン酸カリウム水溶液に通すと水溶液の赤紫色が消えた。 FとCを
容積可変の密閉容器中, 標準状態において体積比1:3で混合し反応させると、体積は反
5
応前の となった。 反応後の容器内の気体はAとCであり, 水の生成も確認した。
8
⑦ Gは刺激臭があり、水に溶かすと強い酸性を示した。 GとEを接触させると白煙を生
じた。
問1. A~G は,以下のⅠ群, II 群から試薬をそれぞれ一つ選択して反応させると生成し,Ⅲ群
から適切な方法を選択すれば捕集することができる。 これらのうち, A~D を得るための組
み合せを記号で答えよ。 複数の選択肢がある場合でも一つを示せばよい。 なお、 同じ選択肢
を複数回利用してもよい。 また, E〜Gの物質名を答えよ。
I群: 試薬
(ア) エタノール
(エ) 過酸化水素水
(キ) 塩化ナトリウム
(イ) 塩酸
(オ)亜鉛
(ク) 炭化カルシウム
(ウ) 炭酸カルシウム
(カ)塩化アンモニウム
(ケ)希硝酸
Ⅱ 群 : 試薬
(ア) 塩酸
(イ) 酸化マンガン(IV)
(ウ) 濃硫酸