1.実験目的
混合物の分離操作を学習するとともに,実験でよく使用する器具や機器の基本操作を習得する。
2. 実験準備物
【実験器具】 電子天秤,薬包紙,ろ紙, ピーカー (50mL, 100mL各1個), 洗浄瓶 (純水),ガラス棒,ろうと,
ろうと台,試験管 (3本), ガスパーナー, マッチ, 三脚,金網, 薬さじ, 試験管立て
【薬品】 硝酸カリウム (化学式: KNO3 _), 硫酸銅(ⅡI)五水和物(化学式: CuSO4・5H2O)
3. 実験操作と結果
硝酸カリウム約18g を, 電子天秤を用いて100mLビーカーに量り取る。 次に、 小さじ1杯の硫酸銅(Ⅱ)五水
和物を大さじ1杯, 薬包紙に量り取る。 ※この操作は終わっている。
② 硝酸カリウムと硫酸銅(ⅡI)五水和物をそれぞれ小さじ半分ずつ試験管にとり,純水を2mL程度入れ溶かす。
③ 薬包紙に残っている硫酸銅(ⅡI)五水和物を100mL ビーカーに入れ, 純水を 50mL 程度注いでガラス棒でか
き混ぜる。
ビーカー内の様子:
黄色と白色がとけ残った。
④ ガスパーナーに点火し、③のビーカーを三脚上の金網に置き, 穏やかに加熱して, ガラス棒でかき混ぜながら混
合物を溶かす。
結晶の色:
溶液の色:
透き通った水色
⑤④のビーカーを加熱後2~3分ほど机の上に放置して冷ました後, 氷水を入れたバットに浸して冷やす。 結晶が
析出するので, 結晶色や形を観察する。
白色
形: 長い棒状のような形
⑥ ガラス棒で水溶液をかくはんして十分に結晶を析出させた後, 結晶をろ過して分離する。 ろ液は50mL ビーカー
にとり,結晶が試験管に付着したらガラス棒か薬さじでろ紙の上にとる。
⑦ ろ紙の上に残った結晶に少量の純水をかけてすすぎ, 小さじで結晶を試験管にとり、純水約 2mL を入れて再び
溶かして溶液の色を観察する。
溶液の色:透明な色
4. 考察
(1) 操作⑥でできた結晶は、何の結晶か。 なぜそのように考えたかも含めて説明せよ。
硝酸カリウム
(2) 操作⑥のろ液を加熱し続けて水分を蒸発させて再結晶を行うと、何の結晶が析出するか。