Q&A
○図を見ると山と山が重なっていない点にも強め合いの線が描かれていますね。
右の図で細い線は少し時間がたったときの
波面。山の重なりはP'へ移っているね。 そ
のうちPには谷と谷がさしかかることにな
る。 強め合いの線に沿って見ていくとデコボ
コしてるわけだ。
一方,弱め合い線上での変位はどこも 0
で水面はじっとしているんだよ。
V 干渉
強め合いの位置というのはいつも山と山が重なってじっとしているわけでは
ないんだよ。 時間を追ってみると谷と谷が重なることもあり, 振幅 2A でバタ
バタ激しく動いている点なんだ。
強め合いの線
S2を中心と
して広がる
一方,弱め合いは波源が山のときAに谷がいれば
よい。 S2 の山とAの谷がやがてPで出合って打ち
消すことになる。 S が山, A が谷となるためには
S.A が 12/12 あるいは12/23m²であればいいね。
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P'
Sを中心と
して広がる
「波紋が広がるイメージ
をもって見てみよう
条件式の方は考えれば考えるほどわからな
くなります。 確かに, n = 5入,r=3入のような位置では, 波源と同じ変位だか
ら, 波源が山のとき, 山と山が重なり合います。 でも,. = 5.31,2=3.3 (や
はり差は2入で強め合い) となると, いったいどう説明できるんですか?
A まず, 波源 S1, S2 が山を出したときを考えよう。
051
MA
この2つの山がやがて点Pで出合うわけではない
ね。 Pに近いS2 から出た山の方が先にPに着いて
しまうからね。 S2 から出た山が出合う相手, それは
SとPを結ぶ線上でPA=PS2 となる点Aにいる
波だ。つまり点Aに山がいることが強め合う条件だ。
SとAが同時に山となるためにはSA=m² ほら
SAこそ じゃないか。
UKA
S₁
強め合い P
これらがPで重なる
TEN
弱め合い P
A
EX
S₁
S2
Q なるほど。すると, 波源が逆位相のときは, S. が山を出したとき S2 は谷を
出すと...... そうか! 距離差=m入ならAは山で S2 からの谷と打ち消し合
うし、距離差= (m+12/2) 入ならAは谷で強め合うというわけですね。