次の0~3の文章を読んで、後の問いに答えなさい。
わが身のやむごとなからむにも、まして数ならぎ -
つけても、
とるに足りな
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らむにも、子といふものなくてありなむ。(徒然草六)
子というものがない状態でいたい。
いような
こだちの
いまめかしくきららかならねど、木立ものふりて、
きらびやかではないけれど、 何となく古びて、
すS リ
すいがい
わざとならぬ庭の草も心ある様に、管子、透垣のた
趣がある様子に、
ことさらめいていない
てう ど
よりをかしく、うちある調度も、昔おぼえて、安ら
の具合もおもしろく、何気なく置いてある道具類も、古風で、
かなるこそ、心にくしと見ゆれ。
奥ゆかしいと
(徒然草·一〇)
よろづにいみじくとも、色好まざらむ男はいとさ
恋の情趣
すぐれていても、
ここち 19)
うざうしく、玉の后の底なき心地ぞすべき。露霜に
足りなく、
底がないような気がするだろう。夜露や
しほたれて、所さだめずまどひありき、親の諌め、
朝霜に濡れて、
さまよって歩き回り、
世の誇りをつつむに、心のいとまなく、あふさきる
はばかるのに、心の余裕が 7あれやこれやと一
さに思ひ乱れ、さるは、ひとり寝がちに(まどろむ夜
そのくせ、独り寝をするのが多く、
なきこそをかしけれ、
(徒然草·三)
おもしろい。