= 自動詞と他動詞について学ぼう
動詞には、その語が持つ動作が他に働きかけを行う他動詞と、働きか」
けを行わない自動詞があります。他動詞は対象を表す語(目的語「~を」)
を必要としますが、自動詞は目的語「~を」を必要としません。しかし、
古典では、この「~を」がしばしば省略されます。したがって解釈の際は、
自動詞か他動詞かの判定を正しく行い、省略された語は補いながら解釈
しなければなりません。
自動詞と他動詞の対応の形を分類すると次の通りです。
県の行
自動詞だけの語… あり·行く咲く·走る·来心
2他動詞だけの語… 打つ·守る·蹴る·見る·読む
基本形が同じ語形で、活用の行·種類も同じ語の例一
自動詞
·(風) 吹く (カ行四段〕
(笛を)吹く (力行四段)
他動詞,
いい こ
4 基本形が同じ語形で、活用の種類が違う語の例
自動詞……(子) 育つ(タ行四段〕
:(子を)育つ (タ行下二段〕
他動詞:
基本形の語形と活用の行が違う例〔ラ行とサ行で対応〕|
自動詞·
·(人) 渡る (ラ行四段)
他動詞……(銭を)渡す (サ行四段)
6 基本形の語形·活用の行と種類がすべて違う例
他動詞:
:落とす 【サ行四段〕
自動詞……落つ(タ行上二段〕/ 絶ゆ【ヤ行下二段〕
絶つ (タ行四段〕
読もつ
etc.