真空中のx-y平面上の位置A(a, 0) に+Qの電荷を固定し, 位置 B(-a, 0) に +Qの電荷を固定した。このとき,
位置C(0, 2a)に生じる電場ベクトルをĒとする。また,真空中のクーロンの法則の比例定数をko とする。
C(0, 2a)
+Q
+Q
B(-a, 0) O
A(a, 0) x
(1)AおよびBの点電荷が位置Cにつくる電場をそれぞれEA, 扉として, 電場ベクトルEA, EおよびĒの関係を
ベクトル図に示し, それぞれの電場の強さを求めよ。
(2) 無限遠を基準としたときの, 位置Cの電位VC を求めよ。
(3)電荷-eをもつ電子を位置(0, 0) に置いた。 この電子を位置まで, ゆっくり動かすために必要な仕事 W を求
めよ。
(4)(3)の電子を位置(0, b) に置いて固定した。 b (>0) がαに比べて十分小さいとき,電子にはたらく力が, bに
比例することを示せ。 必要ならば, b がαに比べて十分小さいとき, a2 + b2=α2 となることを用いてよい。