第2講 等加速度運動を解く
47
問題演習
床との繰り返し衝突の問題を解く!
3
図2-20
とも
V。
30°
0
地上のある地点Oから, 初速度の大きさ, 水平となす角30°でボ
ールを投げ上げた。 ボールは地表に何度も落下しはねかえることを繰
り返した。空気抵抗は無視でき, ボールは質点とみなすことができ,
地表は水平でなめらかだと仮定したとき, ボールがはねかえることな
く地表を転がりはじめるのは, 最初の投げ上げ地点から測ってどれだ
けの距離か。ただし, 重力加速度の大きさをg. ボールと地表のはね
かえり係数を0.5とする。
2条
この問題は数学Bの「数列」 および数学Ⅲの「極限」で学習
する知識を利用した応用問題です。 計算のしかたに不安がある
人は,数学の教科書で復習しましょう。
橋元流で
解く!
図2-21
時間T。
eT。
e'T。
V。
30°
- eX。
eX。→…
X。
ボールを投げ上げる地点Oを原点とし, 投げ上げの角を0 (=30°) と
します。また,ボールが最初に地表に落下してくるまでの滞空時間を To.
その水平到達距離をX。とします。
水平方向にx座標, 鉛直方向にy座標をとり, ボールを投げ上げる瞬間