第2問
ダイオードは,順方向に電圧を加えると, 流れる電流が電圧とともに急激に増大する特性をもつ。電球は,電圧
の上昇とともに熱としてエネルギーが失われるために、電圧とともに電流の上昇が徐々にゆるやかになる。電流と
電圧の特性が図2-1の曲線で表されるダイオード1個 (D)と、電流と電圧の特性が図2-1の曲線bで表され
る特性の等しい電球 2個 (L, Lg)を, 図2-2のように起電力 V で内部抵抗が無視できる直流電源と接続した。
直流電源の電極側の点Bは接地した。 以下で、ダイオード、電球の抵抗値とは,それらの両端の電圧を,それら
に流れている電流で割ったものとして定義する.
I
図2-1に示す特性のダイオードと電球について以下の問いに答えよ。
(1) ダイオードの両端の電圧が0.70Vのときのダイオードの抵抗値はいくらか、 図2-1のグラフから読み
取った値を使って有効数字2桁で求めよ.
(2)電圧が上昇するにつれて,ダイオードの抵抗値はどのように変化するか、以下の選択肢から選べ.
(ア) 急激に増大する (イ) 急激に減少する (ウ) 変化しない
(3)電球の両端の電圧が0.30Vのときの電球の抵抗値はいくらか。 図2-1のグラフから読み取った値を
使って有効数字2桁で求めよ.
(4) 電圧が上昇するにつれて、 電球の抵抗値はどのように変化するか、以下の選択肢から選べ.
(ア) 急激に増大する (イ) 急激に減少する
(ウ) 変化しない
-4-
九州工改題)
電流
[A]
3.0
2.0
1.0
Dale
A.
0
1.0
0
0.5
電圧[V]
図2-1
直流電源
V [V]
B
L1
L2
図 2-2
-5-
b
1.5
2.0
A 09
1124
D
076