が成り立つ。このとき, X1,X2, ······, Xn の各値に,それぞれの値を
とる確率, 2,......, Dr を掛けて加えた値
x+x2D2+....+xnpn
変量Xの期待値といい, E で表す。
なお, 期待値を 平均値ということもある。 また, 変量 X を 確率変数ともいう。 この
とは,数学 B で詳しく学習する。
Eは, 期待値を意味する expectation の頭文字である。
例
2個のさいころを同時に投げるときの目の和の期待値。
目の和をX, それをとる確
X 2 3
率をPとすると,右の表の
4
5 6 7
8
1 2
9 10 11 12
P
3
4
5
6
ようになる。
36 36 36 36 36
5 4
これから,求める期待値は
OF
36 36 36 36 36 36
2 1
3
1
2
3
4
2×
+3×
+4× -+5x
5
+6x
6
+7x
5
36
36
36
36
+8x
36
+9x
36
36
430
36
+10x
0x236+11x336 +12×3/8=25802
=7
36 36