礎問
135 確率と漸化式
ている。この袋の中から, 1枚カードを取り出し,それにかかれ
袋の中に 1, 2, 3, 4,5の数字のかかれたカードが1枚ずつ入っ
た数字を記録し,もとにもどすという操作をくり返す。 1回目か
ら回目までに記録された数字の総和を Sとし, Snが偶数であ
る確率をpとおく. このとき, 次の問いに答えよ.
(1) pi, P2を求めよ.
(2) Pr+1 pm で表せ.
(3) をnで表せ.
(1) 確率の問題ではこのような設問がよく見受けられますが、これ
は単に点数をあげるための設問ではありません、 これを通して
題のイメージをつかみ, 一般的な状態 (-> (2)) での考える方針をつかんでほ
しいという意味があります。
(2) 確率の問題で漸化式を作るとき,まず,確率記号の右下の文字(添字)に
目します。ここでは,nとn+1の関係式を作るので,n回終了時の状況を
スタートにして, あと1回の操作でどのようなことが起これば、目的の事
が起こるか考えます.このとき, 図で考えると式が立てやすくなります。
(3) 漸化式の処理ができれば、 何の問題もありません.
解答
(1) について)
1回目に,2か4のカードが出ればよいので,か=1
について
次の2つの場合が考えられる.
① 1回目が偶数のとき, 2回目も偶数
1回目が奇数のとき, 2回目も奇数
① ②は排反だから,
x 23
X
3 13
25
数字ではなく
偶奇で考える