177 確率密度関数
連続型確率変数Xのとり得る値xの範囲が s≦x≦t で,確率
密度関数 f(x) のとき,Xの平均E (X) は次の式で与えられる.
E(X)=√xf(x)dx
αを正の実数とする. 連続型確率変数Xのとり得る値xの範
囲が -a≦x≦2α で, 確率密度関数が
2 (x+a) (-a≦x≦0 のとき)
se f(x)=
であるとする.
3a2
1
3az(2a-x)(0≦x≦2a のとき)
(1)Xが4以上 12024以下の範囲にある確率 P(a≦x≦2/20) を求
(2) Xの平均E (X) を求めよ.
(3) Y=2X+7 のとき,Yの平均E (Y) を求めよ.
精講
これまでは,ものの個数や起こった回数などのように, 確率変数が
とびとびの値をとるものだけを扱ってきました. この確率変数を離
散型確率変数といいます. これに対して, 人の身長,物の重さ, 待
ち時間などのように, 連続的な値をとる確率変数を連続型確率変数といいます.
連続型確率変数X が α以上 6以下の範囲にある確率P(a≦x≦b)は,
P(a≦x≦b)=f(x)dx 確率を図の斜線部分の面積として表す
で表されます.すなわち, 確率 P(a≦X ≦ b) は, y
曲線 y=f(x), x軸, 直線 x=a,x=b
P(a≤x≤b)
で囲まれた部分の面積で表されます.
y=f(x)
ここで関数 f(x) は
f(x)≥0
【確率は負になることはないので
f(x) <0 になることはない
であり,Xのとり得る値の全範囲が α≦x≦ß
a
b
I
たし
この
分散
| 偏差
考