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2 次の文章史料を読み、各設問に答えよ。 ただし、 史料は年代順とは限らない。
A
史料Ⅰ
建久三 (1192)年三月十三日乙酉。 この日寅の刻、 ア太上法皇、 六条西洞院の宮に
御す。 御年六十六。 [あ] の第四皇子、御母は待賢門院。 二条・高倉両院の父、大
先帝当今※1三帝の祖父。 保元以来、 四十余年、天下を治む。 寛仁、性にうけ、
慈悲、世に行ふ。 (中略) ただ恨むらくは、 [い] の古風を忘る。 去年の初冬より御
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悩※2、初めて萌す。 (中略) 遂に以て帰泉す※3。
※1 「当今」
・現在の天皇
※2 「御悩」
・・病気
※3 「帰泉」 …死去
『玉葉』
問1 [あ] の人物が伝えた荘園群は後にある皇統に継承されるが、その皇統の名称
を答えよ。
問2 [ い ]には当時の貴族たちが理想の時代とした時期の年号が当てはまるが、そ
の当時親政を行った天皇を2人時代順に答えよ。
問3 下線部アの天皇名を答えよ。
問4 下線部イの著者の弟で道理による時代解釈を行った人物は誰か答えよ。