ナリ色
G
8
E.L
下簾の隙間ども も、さらぬ顔なれど、ほほ笑みつつ後目にとどめ給ふもあり。
ク・巳
大殿のはしるけれ ば、まめだちて渡り給ふ。御供の人々
うちかしこまり、心ばヘ
受身・用存続・体
ク・用
自発・終
あり
つつ渡るを、おし消たれたる ありさま、こよなう思さる。
ク・体
ク・体
強意・係り結び
●自体
影をのみ みたらし川 の つれなきに身のうきほどぞいとど知らるる
ナリ・体
と涙のこぼるるを、人の見るも はしたなけれど、目もあやなる御さま かたち
打消・未反実仮想未
シク用
のいとどう出で映えを、見ざらましかばと思さる。
の
95
84
766 - 110
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(