方丈記)
ちりはひ
44 一夜のうちに灰となりにき。
一夜のうちに灰となってしまった。
⑤ 暁にはとく下りなむと急がるる。
1 次の文中の傍線部の助動詞の意味と活用形を答えよ。
(枕草子一七七)
夜明け前には、きっとすぐに局に退出してしまおうと、自然と気持ちが急く。
かた
ありあ
ほととぎす鳴きる方をながむればただ有明けの月ぞ残れ
ほととぎすが鳴いた。その
ると、すでにほととぎすの姿は見えず
る
(千載集巻三)
空にはただ明け方の目だけが残っている。
応用
問題
あま
よきを求めゆくに、天の河といふ所に至りぬ。
1
を求めていくという。
きよみ
(伊勢物語・八二)
③清見が関の浪も高くなりぬべし。
清見が聞のもきっと高くなるだろう。
・次の文中の傍線部①②の「ぬ」の違いを説明せよ。
たが
頼みたる方の事は違ひて、思ひ寄らぬ道ばかりはかなひぬ。
(更級日記)
期待していた方のことはうまくいかず
つぬ
(徒然草一八九)
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