1地点での初期微動継続時間から震源距離を求める。 すると震源距離を半径とした半球面上のどこ
かに震源があることになる。2つの観測地点で震源距離を半径とする半球面を考えると (図1) 、 半
球の交線は上から見ると共通弦となる。 3つの観測地点で考えると (図2) 、共通弦の交点が震央と
わかる。
図1
共通弦
図2
震央
B
震源距離
A
震源距離
半球同士の交線
震源
図3の作図(方法①) や、図 4の直角三角形 (方法②) によって震源の深さが求まり、 震源の位置
が決定できる。
[震央
図3
図4
A
H
H
方法の
方法の
震源
図3で、AH=AP=AQだから、
△AOHと常に等しいのは ( ア ) となり、
震源の深さOH= ( イ ) となる
( ア)に当てはまるものを次から1つ選べ。
のAAHP
3AAOPまたは△AOQ
OH=
のAAQP
(イ)に入れる線分を、 図から2つ選べ。
線分 0P
OQ
又は
【作業1】 大森公式を用いて、震源距離を求めなさい (kの値は7.5とする) 。
D-kT
観測地点
P波の到着時刻
S波の到着時刻
初期微動継続時間T
震源距離 D
神戸
46分55.7秒
46分58.3秒
2、6 秒
19.5 km
1,95cm
洲本
46分57.7 秒
47分02.1 秒
4.4 秒
33
ス,3cm
km
高野
47分03.1 秒
47分 11.4秒
8.3 秒
62、25 km
6,225c4