〒68 第Ⅲ部 生活・文化とグローバル化
1章 村落
3 村落の形態と機能
① 村落の形態
(1) 集村
種類
特
路村
主要道路や開拓路に沿って家屋
が列状に並んでいる。 家屋のう
しろに耕地をもつ例が多い。
例
新田集落
ヨーロッパの
林地村
列状村
街村
路村よりも道路との結びつきが強
く、商店や宿屋などが多くなる。
耕地はないか、あっても少ない。
宿場町
市場町
門前町
かい
かたまり
家屋が不規則に並び、 塊状に集まって
瑰村 いる。 井戸や湧水のあるところに自然
オアシス集落
制
細制
発生的に成立することが多い。
中央に教会や広場があり,これを囲む
|円 村 ように家屋が円状に配列されている。
(環村) 家屋の外側に放射状に耕地, 牧草地,
森林がある。
▲集村の種類と特徴
ドイツ東部や
ポーランドの
伝統的農村
湧水や道路の周辺に自然発生的に成立した集村は,各
農家が自分の農地を家の近くに所有できない, 火災の際
に延焼の危険性が高い, などの短所がある。 しかし, 日
植えや稲刈りなどの共同作業, 外敵からの共同防衛,
主による支配などには都合がよいため, 成立時期が古い
村落には集村が多い。
(2) 散村
種類
参照 p.31
特
例
まとまって散在し