蛍火
リテ
幸因腐草, 出
敢近太陽飛
未足臨書巻
時能点客衣
₁
ヒテハ
テテ まんヲ
随 風隔慢 小
LIFT
[
イテ
[
11
ビテハ
ヲ そヒテ
帯雨林
清霜重
れいシテ
ニカ
飄零 何処帰
*幸因腐草出… 『礼記』に「腐草、蛍と為る」 とあるのを踏まえる。つまり、「蛍は、力の
ない腐った草が生まれ変わったもの」というのである。 *未足臨書巻…晋の車胤が蛍の光
を集めて本を読んだ故事を踏まえる。 *客衣…旅人の衣。 *鰻・幕。 *飄零…落ちぶ
れ、さまようこと。
(蛍は) 腐った草からよろよろと出てきたものなのだから、
書物を照らすには十分でないが、
時に旅人の衣にとまって光ることはできる。
風にただよっては幕のむこうで小さく光り、
雨に濡れては林のあたりでかすかに光る。
十月になり、清らかな霜が重くおりるようになったら、
この漢詩の詩形を漢字四字で答えなさい。
口の中には次のどの語が入るか。 記号で答えなさい。
ア巨イ
ウ隠
微 オ吏
11
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杜甫
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