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第3章 粒子の結合
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4水分子の極性 ○問題61
気的な引力で結びつくと塩化ナトリウムの結晶が形成
される。このような結晶を( ソ )結晶とよんでいる。
水分子が極性をもつ理由の組合せとして, 正しいもの
を(a)~(f)から選べ。
の 酸素原子は水素原子よりも電気陰性度が大きいた
め,H-O 結合の共有電子対が酸素原子側に引き寄
せられている。
2個のH-O 結合が一直線上になく,分子が折れ線
形となっている。
③ 酸素には非共有電子対が存在するため, 酸素原子
が負の電荷を帯びている。
の質量数が水素原子よりも酸素原子のほうが大きい
ため,酸素原子の原子核に電子が強く引き寄せら
れている。
原子が( タ )イオンになりやすいかどうかを示す
尺度として、(チ )がある。(チ)が大きいほど (タ)
イオンになりにくい。 また, 原子が(ツ )イオンに
なりやすいかどうかを示す尺度として, ( テ )があ
る。(テ)が大きいほど(ツ)イオンになりやすい。
【語群)
O 水素
2 炭素
③ 酸素
の窒素
6 リチウム ⑥ ヘリウム
のネオン
アルゴン ③ キセノン
O ラドン
の 陰
② 陽
ファンデルワールス
の イオン
(a) O. @
(b) O, ③
(c) O, ④
共有
金属
のI
(d) 2, 3
(e) 2. の
(f)3, ④
@J
9 K
の L
の M
2N
2 0
(摂南大 改)
のP
Q
R
② 電子親和力
イオン化エネルギー
1
の 2
の3
5化学結合 ○問題 72~74
4
5
の6
)に最も適当な語句を下の語群より選び, 記
号で答えよ。ただし, 同じ記号を何回用いてもよい。
化学結合には様々な種類がある。ここでは, 化学結
合の種類とその仕組みについて考える。
ダイヤモンドは炭素原子で構成されている。1個の
炭素原子は周囲にある( ア )つの炭素原子と1つず
次の(
67
8
3の9
(ア)
(イ)
(ウ)
(エ)
(オ)
(力)
(キ)
(ク)
(コ)
(ケ)
つ電子を出しあって結合している。この際, 炭素原子
(サ)
(シ)
は( イ)殻に( ウ )つの電子をもつ( エ )と同
じ電子配置をとることで安定化している。非常に多く
の炭素原子がこのような形で結合しているダイヤモン
ドは( オ )結合の結晶とよばれている。
単体のナトリウムは,各原子から供給された
(カ )つずつの電子をすべての原子で( キ )して
原子どうしの結びつきを形成している。 この結合を
(ク )結合とよぶ。
一方,塩素原子は( ケ )殻に( コ )つの電子を
もつので( サ ) 価の( シ)イオンとなり,
(ス )と同じ電子配置になることで安定化する。
また,2つの塩素原子は(サ)つずつ電子を(セ)
することにより安定化し, この(セ)結合により, 2原
子分子をつくる。
このようなことから,ナトリウム原子から塩素原子
へ(サ)つの電子が移ることが可能となる。 これにより,
非常に多くのナトリウムイオンと塩化物イオンが静電
(ス)
(ソ)エ)
(セ)
(タ)
(チ)
(ツ)
(テ)
79
干 の OVO
1O 1O ちら - ()
(東京理科大)
合
方 す
sTロ
こぼれ話 酸素は、 鉄などと同じように常磁性 (磁気を帯びた)の物質であり, 気体または液体の状態ではわずかではあるが磁石に吸
い寄せられる。