5
10
5
4 中和滴定による食酢の濃度決定 p.156~161
食酢の濃度を求めるために,次のような実験を行った。 下の (1)~(5) の問いに答え
よ。ただし,数値は有効数字2桁で求め、食酢中の酸は酢酸のみで,食酢の密度は
1.0g/cm² とする。
① シュウ酸二水和物(COOH)2・2H2Oの結晶 3.15gを水に溶かし, (a) を用いて
正確に500mLにした。
② 水酸化ナトリウム約4gを水に溶かして1000mLの水溶液をつくった。
③ ① のシュウ酸水溶液10mL を (b)で正確にはかり取り,(c)に入れた。②の水酸
化ナトリウム水溶液を(d) を用いて滴下すると,中和点までに 10.2mL を要した。
④ 食酢を正確に5倍に薄めた水溶液をつくり,その 10mL を②の水酸化ナトリウ
ム水溶液で滴定すると, 中和点までに15.0mLを要した 。
(ア)
(イ)
(1) (a)~(d)に入る最も適当な実験器具を
(ア) ~ (エ) から選び, 名称も答えよ。
(2) (ア) (エ) の器具の中で, 純水でぬれ
たまま用いてよいものはどれか。 すべ
て選び, 記号で答えよ。
(3) 水酸化ナトリウム水溶液のモル濃度は
(
何mol/Lか。
(4) ④で用いる指示薬は, フェノールフタレインとメチルオレンジのどちらが適当
か。 理由とともに答えよ。
IL GJER
(5) 薄める前の食酢中の酢酸のモル濃度と質量パーセント濃度を求めよ。
(ウ)
(I)
5 二酸化炭素の定量 p.162
空気中の二酸化炭素の量を測定するために, 空気 10L を 5.0×10mol/Lの水酸化
バリウム水溶液400mLに通し、 二酸化炭素を完全に吸収させた。 生じた白色沈殿
をろ過し、残った溶液を40mLとって, 1.0×10-mol/Lの塩酸で滴定したところ,
9.0mL を要した。 水酸化バリウムと反応したのは空気中の二酸化炭素のみとして,
第2章
酸と塩基の反応