解説
(b) フェノールフタレインのみが適している。
(c) メチルオレンジとフェノールフタレインの両方が適している。
(d) メチルオレンジとフェノールフタレインのどちらも不適である。
応用例題 31 NaOH と Na2CO の混合溶液の中和滴定
炭酸ナトリウムと水酸化ナトリウムの混合水溶液がある。 この溶液 25.0mLに指示
応用 159
薬としてフェノールフタレイン (変色域: pH=8.0~9.8) を加え, 塩酸標準溶液(濃度
0.100mol/L) で滴定したところ, 滴定値が13.5mL で赤色が消えた。 次にメチルオレン
ジ (変色域:pH=3.1~4.4) を指示薬として加えて滴定したところ、溶液の色が黄色か
ら赤色に変化するのに、さらに11.5mL 塩酸標準溶液を必要とした。
(1) フェノールフタレインの変色域までに起こる2つの反応の反応式をそれぞれ書け。
(2) フェノールフタレインの赤色が消えてからメチルオレンジの変色域までに起こる
反応の反応式を書けにさ
(3) 溶液中の炭酸ナトリウムと水酸化ナトリウムのモル濃度を有効数字2桁で求めよ。
塩酸 HCI と炭酸ナトリウム Na2CO3 の中和反応 ●
●エクセル 第1 中和点 Na2CO3 + HCI → NaHCO3 + NaCl
第2中和点 NaHCO3 + HCI → NaCl + H2O +CO2
(1) フェノールフタレインの変色域までに,
NaOH + HCI → NaCl + H2O
Na2CO3 + HCI → NaHCO3 + NaCl
の2つの反応が起こる。
・・・反応 A
・・・反応 B
①二段階で中和反応
起こり, 反応 A
完了してから反応
が起こる。