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ok
第37問 食酢の定量
市販されている食酢中の酢酸の濃度を調べるため、次の実験①~⑤を行った。
実験① 水酸化ナトリウム約0.4gを水に溶かして100mLの水溶液をつくった。
(2)
シュウ酸二水和物 (COOH)22H2O を正確にはかりとり メスフラスコを用いて
0.0500mol/Lのシュウ酸水溶液を100mLつくった。
③実験②でつくったシュウ酸水溶液 10.0mLをホールピペットにより正確にはかり
とり、実験①でつくった水酸化ナトリウム水溶液で中和滴定したところ, 12.5mLを
要した。
食酢 10.0mL をホールピペットにより正確にはかりとり 容量100mLのメスフ
ラスコに入れ, 標線まで水を加え, よく振り混ぜた。
実験 ④でつくった溶液10.0mLをホールピペットにより正確にはかりとり 実験
①でつくった水酸化ナトリウム水溶液で中和滴定したところ, 8.50mL を要した。
* 問1 実験②についてはかりとるシュウ酸二水和物は何g必要であるか。 ただし,原子
量はH=1.00, C = 12.0, 0 = 16.0 とし, 答えは有効数字3桁で求めよ。
取り、
問2 水酸化ナトリウムの水溶液をつくるとき、実験②と同様の操作を行うことが難しく
不正確さをともなう。このため,その水溶液の濃度を正確に決めるには,実験③の操
作を要する。 これは水酸化ナトリウムのどのような性質によるか、簡潔に記せ。
* 問3 実験③ で起こる中和反応の化学反応式を記せ。
問4 食酢中の酢酸のモル濃度は何mol/Lであるか。ただし、食酢中の酸はすべて酢酸
であると仮定し, 答えは有効数字3桁で求めよ。
問5 食酢中の酢酸の質量パーセント濃度は何%であるか。 ただし、食酢の密度は
1.00g/mLとし, 答えは有効数字2桁で求めよ。
- (防衛大 〈改〉)
-0.082 mol/L
CH,COUT #RE
"NDOH が出す OH の mod
37
問1 0.630 g
問2 水酸化ナトリウムは空気中の水分や二酸化炭素を吸収する性質があるから。
問3 (COOH)2 + 2NaOH
問40.680mol/L
問5 4.1%
-
(COONa)2 +2H2O
H++ SO-
よりHが生じ酸性
学式 [塩の分類
強塩基・・・中性)
したときの組み合わ
解説
強塩基・・・中性)
0.0500 mol/Lx
問1 (COOH)22H2Oの式量=126.0より
10.0
0.0500 mol/Lx1000
LX 2
(COOH)2が出すH のmol
100
1000
L×126.0g/mol
= 0.630 g
塩基・・・酸性
強塩基・・・塩基性
塩基・・・塩基性
塩基酸性
・・・酸性)
酸性]
E
問2 固体が空気中の水分を吸収して, 固体
の一部が溶解する現象を潮解という。 水酸化
ナトリウムは潮解性があり水分を吸収するほ
か空気中の二酸化炭素とも反応するため,
正確な質量がはかれない。
問4 実験①~③より、水酸化ナトリウム水
溶液の濃度が求まる。
実験の様子を図に示す。
10.0 mL
=x(mol/L) x 12.5
NaOH が出すOHのmol
1000 LX 1
x=0.0800mol/L
実験⑥ ⑤より、食酢中の酢酸の濃度が求
まる。
実験の様子を図に示す。
-NaOH水
10.0mL
10.0 mL
0.0800 mol/L
8.50 mL
10倍
希釈
NaOH 水
x mol/L
食酢
12.5mL
100 mL
(1.00g/mL)
食酢中の酢酸の濃度を ymol/L とすると,
mol/Lx: LX 1
(COOH)2 水
10.0
y x
0.0500 mol/L 100mL
10
うすめたCHCOOHの濃度
1000
水酸化ナトリウム水溶液の濃度をmol/L
とすると,
CHCOOH が出すH のmol
=
0.0800 mol/Lx:
8.50
1000
LX 1
L NaOH が出すOHのmol
y=0.680mol/L
問5 波の
を100として、食酢中
Fit to F