-
Step3 三重要問題
例題① 酸化還元反応式と滴定
この溶液を濃度不明の過マンガン酸カリウム水溶液で適定したところ, 9.80mLで終点に達し
濃度 0.0500mol/Lのシュウ酸水溶液20.0mLをコニカルビーカーに取り,希硫酸を加えた。
た。 過マンガン酸イオンとシュウ酸のイオン反応式はそれぞれ次式で示される。
Mn²+ + 4H2O ①
2+
MnO4- + [ア] + 5e -
xx
解説
2CO2 + [イ] + 2ell....... ②
(COOH)2
(1) この滴定の終点はどのように判定するか。 簡潔に述べよ。
(2)[ア],[イ]に係数も付けて適する化学式を入れよ。
(3) この滴定の化学反応式(イオンの化学式を含まない)を完成せよ。 Bes
(4) 過マンガン酸カリウム水溶液のモル濃度を求めよ。よ
(3)
解説 (3) ①② のイオン反応式より電子e を消去する。 ①×2+②×5より
2MnO4- + 6H+ +5 (COOH)2
2Mn²+ + 8H2O+10CO2
この両辺に2K+3SO²を加えて2MnO4は2KMnO4, 6Hは3H2SO4,2Mn²+ は
2MnSO」 とする。 その結果, 右辺にはK2SO4 ができるので、 全体の反応式は
alOn2KMnO4 + 3H2SO4 + 5 (COOH)2)
(4) 過マンガン酸カリウム水溶液の濃度を x [mol/L] とすると
① 式より、 酸化剤の受け取る電子e の物質量[mol]=xx
9.80
1000
動画
-X 5 = 0.0500 ×
20.0
1000
ニューステップアップ化学基礎 ■
9.80
1000
20.0
-×2となる。
②式より、還元剤の与える電子eの物質量〔mol] = 0.0500×
L3DH
HOUSING
1000 (5)
終点では「酸化剤の受け取る電子eの物質量=還元剤の与える電子の物質量」より
×2 まとめ x = 0.0408mol/L
0.
解答 (1) MnO4の赤紫色が消えずにわずかに着色したとき。
(3) 2KMnO4 +3H2SO4+5 COOH)2
an
(4) 0.0408mol/L
は、通常
2MnSO4 + K2SO4 +8H2O + 10CO2
-×5
A
中文(
2MnSO4 + K2SO4 +8H2O +10CO2
(2) [ア] = 8H+, [イ] = 2H+