4 生体を構成する分子に関する次の文を読み、 下の問1~問5に答えよ。
イ
α-アミノ酸2分子がカルボキシ基と ア 基の部分で縮合したペプチド
結合を, 特
を
という。 α-アミノ酸どうしから生じるこの
にペプチド結合という。また、多数のα-アミノ酸が縮合したものをポリペプチ
ドという。 タンパク質はポリペプチド構造をもつ高分子化合物で、 生命活動を支
える重要な物質である。 天然のタンパク質を構成するα-アミノ酸は約
エ 種類であり, アミノ酸の種類や配列順序, 数の違いにより, 多くの組
み合わせが可能なため、 様々なタンパク質が存在する。 タンパク質は、食品にお
いて重要な成分となることが多い。 食品中に含まれるタンパク質の量は, 窒素
(あ)
含有率から定量することができる。
核酸にはリボ核酸(RNA) とデオキシリボ核酸(DNA) があり, 遺伝情報の伝達
の中心的な役割を果たしている。 核酸の単量体は オ といい, 窒素原子を
含む有機塩基に五炭糖が共有結合した 力 に,リン酸が結合した構造をも
つ。 DNA 中の塩基は, アデニン, グアニン, シトシン, チミンの4種類があ
(61)
る。
二重らせん構造をとっている DNA では, アデニンとチミンは2本, グア
(う)
ニンとシトシンは キ 本の水素結合で塩基対をつくっている。