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化学基礎
B
(a)電気陰性度は、結合をつくっている原子が電子対を引きつける強さを表す数
値である。 原子Aの電気陰性度をα 原子Bの電気陰性度をとするとき(≧b)
aとbの平均をxとし, aとbの差をyとする。
a+b
問4 下線部(a)に関連して、 結合をつくりにくいため電気陰性度の値がない元素群
はどれか。 最も適当なものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
1族とか
アルカリ土類金属
4
x=
2
y=a-b
金子
非
針金
(b)このxとyで表される点(x,y)が、図1の三角形のア~ウのどの領域に入る
かによりAとBの間の結合がイオン結合、共有結合 金属結合のどれに近い
かを大まかに判断できる。 この考え方は, 1940年代にドイツの化学者ケテ
ラーらによって提唱されたもので、 図1の三角形はケテラーの三角形とよばれて
いる。
アメリカの化学者ポーリングが定義した電気陰性度の値は、 非金属元素のフッ
素Fで最大に、金属元素のセシウム Csで最小になる。 (c) フッ素 F2. セシウム
Cs. フッ化セシウム CSFの三つの物質の原子間の結合について、それぞれxと
yを計算し、三つの点(x, y) を頂点とする三角形が図1の三角形である。
①
アルカリ金属
③ ハロゲン
②
④貴ガス(希ガス)
結合をつくりにくいから
問5/下線部(b)に関連して、 化学結合の種類と図1の三角形にあるアウの領域の
組合せとして最も適当なものを、次の①~⑥のうちから一つ選べ。 5
イ
イオン結合
共有結合
金属結合
①
ア
イ
②
ア
ウ
③
イ
④
イ
⑤
ウ
ア
イ
⑥
ウ
イ
ア
ウ
ウ
イ
ウ
ア
ア
ワア
0
3
イ
A
ウ
共
(H)
He
Li Be BCN Of ve
NaMg AlsiPS cu Ar
kca
xy
問6 下線部(c)に関連して、 図1の三角形の頂点の一つは、座標が(2432)であ
る。 フッ素とセシウムCsの電気陰性度の値はそれぞれいくつか。 最も適当
なものを次の①~⑥のうちから一つずつ選べ。
フッ素F
6
4
セシウム Cs/ 7
2
2
3
4
図 1
① 0.0
(2 0.8
④ 2.4
3.2
a+bx2 ×2
2
=2.4→2a+2b=4.8
a-b=3.2→
2a-2l=6.4
3/2
2.8
0.4
3.2
-l=3.2-2.8
1.6
4.0
2a+24=4.8
+2a-2μ=6.4
2,8
4/11,2
3.2
Ha
=11.2
-5-
a
= 2.8