285.興奮の伝導イカの巨大神経繊維を用いて,次のような実験を行った。これについ
て下の各問いに答えよ。
〔実験1] 神経繊維の内部に電極a を,外
部に基準電極を配置して(図A), 基準電
極に対する電極aの電位差を測定した。
〔実験2] 電極aとbを2~3cm 離して S1
神経繊維の表面に配置し (図B),電極b
に対する電極a の電位差を測定した。
+
T
A
(1)
√
201234 (1-3秒)
FRO
2006
図 A
n
細胞体側
問1. 実験1および2において,2つの電
S2
極間には,どのような電位差が測定されるか。電極aの電位を下の(ア)~(エ)からそれぞれ
選べ。
(エ)
図B
(ア)正 (イ) 正負は一定しない (ウ)負 (エ) 電位差はみられない
問2. 実験1および2において, 図A, B のように電極を配置し, 神経繊維の一端 S およ
びS2 に刺激を与えると,2つの電極間にはどのような電位差の変化がみられるか。 電
極aの電位の変化として正しいものを,下図(ア)~(ク)からそれぞれ選べ。
(カ)
(キ)
(ア)
13. 動物の行動 327
(オ)
El
a
Love
a
b
V
基準電極
末端側
(ク)
HAHA
刺激の強さと活動電位下図は,あるニューロンを強く刺激した場合 (A)と,閾値以
動するようすを示している。
第13章
動物の反応と行