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問2 下線部 (b)に関連して, ある地域では遷移の進行とともに草原から森林へと
変化する。 森林では, 始めは陽樹が侵入し陽樹林を形成するがやがて陰樹の
幼木が侵入し,陽樹林から陰樹林へと遷移していく。 陽樹林から陰樹林への
遷移に関して考察するため, 次のようなモデルを考えた。 陽樹と陰樹それぞ
れ1本あたりに照射される光の強さとすべての葉 (光合成器官)の時間あたり
の二酸化炭素吸収量の関係は次の図1とする。 また, 葉以外のすべての根や
茎など (非光合成器官)の時間あたりの呼吸量は陽樹1本あたり2, 陰樹1本
あたり とする。 昼と夜はそれぞれ12時間ずつで、夜は暗黒 (光の強さ0)
であると仮定する。 この条件において昼の光の強さがいくつ以下になった場
合に陰樹が陽樹よりも有利となるか, 最も適当なものを,後の①~⑥のう
ちから一つ選べ。 なお, 昼の光の強さは一定とし, 森林内の温度変化は考慮
しない。
14
①1
時間あたりの二酸化炭素吸収量(相対値)
20
11
31
②3
13
12 14
光の強さ (相対値)
図1
12
10
37
4 14
23
陽樹
陰樹
生物基礎
5/18
13=x-3
x=16
6 23
1=1
* = 2(=17₂
陽y=14