次の和歌の中から掛詞を抜き出し、二通りの意味をそれぞれ記せ。
さりに来むと言ひて音せざりければよめる
①
越前守
夕は浅芽がうへと見しものを袖におきても明かしつるかな
(後拾遺集)
+4
と
の掛詞。
ひとめ
たれ
一目見し人は誰とも白雲のうはの空なる恋もするかな
(千藏集)
は
と
の掛詞。
よついたち
のち
三月の一日より、忍びに人にものら言ひて後に、雨のそぼ降りけるに
よみてつかはしける
起きもせず寝せで夜を明かしては春のものとてながめくらしつ
(古今集)
は
の掛詞。
こよび
*ゆふ
恋ひ恋ひてまれに今宵ぞ逢坂の木綿つけ鳥は鳴かずもあらなむ
●つけ…二人の仲を邪魔するとされる鳥。
(古今集)
は
と
の掛詞。
S 男かれがれになり侍りける頃よめる
44
風の音の身にしむばかり聞こゆるはわが身に秋や近くなるらん
(後拾遺集)
は
と
の掛詞。