読(2) 下線部⑥について以下の史料を読み, (A)~(F)に適語を記入し、設問に答えよ。
そ
のたまわ
むかし
其の一に曰く、 昔在の天皇等の立てたまへる子代の民処の(A),
おおみたから
ところどころ
こと
及び、別には運・御造・国造・村の所有る(B)の民、処処の(C)
よ
まえつきみ
おのおのしなあ
を罷めよ。 りて (D) を大夫より以上に錫ふこと,各差有らむ。
みさと
其の二に曰く, 初めて京師を修め、畿内 国司
きない
くにのみこともち
こおりのみやつこ
せきこ
•
郡司関塞斥
(あ)
かみ
さきも
ゆま
篌・防人・駅馬・(E)を置き、及び鈴を造り、山を定めよ。
こせき
其の三に曰く、初めて戸籍・(F)(5)班田収授之法を造れ。凡て五十戸を
里とす。 里毎に長一人を置く。
もと えつき
みつぎ
こと へ ごと
と
其の四に曰く, 旧の賦役を罷めて、田の調を行へ。 ······別に戸別の調を収れ。
(『日本書紀』)
ア 下線部(あ)について,当時「こおり」はこの郡ではなく, 別の漢字が充てられ
たことが木簡から判明している。 その漢字を1文字で答えよ。
イ 下線部(い)について, 670年、天智朝のもとで作成されたわが国最初の戸籍を
何というか。
孝ウ 下線部(う)について、のちに制定された養老令 田令の条文に「口分田給はむ
ことは, 男に二段。 女は三分が一減せよ」 とある。この条文を踏まえると,次
のような家族構成の場合、支給される口分田はいくらになるか。 「○段○分」
という形で答えよ。 なお, 1段は360分とする。
《正丁 (35歳) 丁女 (33歳) 小子 (10歳)
《正丁(35歳)
小子(10歳)
次女 (8歳) >
次女(8歳)》