I 次の文章を読み, 下の問い (問1~5)に答えよ。
原核細胞や真核細胞の多くは, グルコースを主なエネルギー源として利用し, 生命活動に必要
な ATP を合成している。真核細胞では, これらの反応は, 細胞質基質とミトコンドリアで行わ
分子の
れる。細胞質基質に存在する酵素による一連の反応で, 1分子のグルコースから
a
bに分解され, それにともない最終的に
分子の ATP が合成される。この過程は, 解
C
糖系とよばれる。
解糖系で生じた|b
は,ミトコンドリアの dに移り, クエン酸回路を構成する数種類の
酵素の働きで段階的に分解される。解糖系とクエン酸回路で, グルコース1分子が完全に酸化さ
れると,
e|分子のfが生成する。その際に, クエン酸回路では,
g
分子の ATP が合
成される。
解糖系とクエン酸回路の酸化反応から得られたエネルギーの一部は, 電子としてNADHと
FADH2中に蓄えられる。これらの電子は, ミトコンドリアのh
に存在する電子伝達系を介
j|が生じる。この過程で放出されたエネルギー
して,最終的にiと水素イオンに移動し,
により,多数の ATP が合成される。