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発展問題 (本誌 p.43~p.44 )
64 融点・沸点の比較
(1) ダイヤモンド, 酸化マグネシウム, 塩化ナトリウム, 水, 酸素
(2) ア・・・ Br2 イ・・・ C2H6 ウ・・・ NH3 エ・・・ H2S オ…HF
...
[解説粒子間の結合力が強いほど, 融点、沸点が高くなる。
(1) 一般に結合の強さは, 共有結合> イオン結合>水素結合> ファンデ
ルワールス力。
イオン結晶は静電気力によって結合している。 Mg²+... 02- の方が
Na+ …. Cl より電荷が大きいので結合力が強い
(2) ア, イ. 無極性分子では,分子量が大きいほど分子間力は大きい。
ウ.CH4 は無極性分子, NH3 は極性分子。また, NH3 は分子間に水素
結合がはたらく。
エ C2H6 は無極性分子, H2S は極性分子。
オ HCI HF も極性分子である。 分子量はHCl=36.5, HF20と
HCI の方が大きいが, フッ素原子は電気陰性度が非常に大きく, HF
には水素結合がはたらくので, HF の方が沸点が高い。
65 共有結合
(1) 電気陰性度 (2) イエ
( 3 イ..オ 理由・・・ 異なる原子間の結合では、 電気陰性度の差に
原子以上の分子では,分子
無極性分子
1各物質の融点は以下
り。
ダイヤモンド・・・・・3550
酸化マグネシウム・・・・ 28
塩化ナトリウム・・・80
水・・・0℃
酸素・・・・ - 218℃
②極性分子は,分子間に
電気力がはたらくため
分子量の近い無極性
子より融点、沸点が高
なお,極性分子間には
らく静電気力は、イオ
結合をつくる静電気ニ
と比べて非常に小さい。