政復古
くかわよ
1866(慶応2)年に15代将軍に就任した徳川慶喜
T837~1913
大政奉還
は,幕政改革を推進した。十方, 公武合体の立
うめいてんのう
めいじ
場にあった孝明天皇が死去し, 明治天皇にかわると,薩長同盟を結
(→p.420)
位1867~19T2(→p.423)
げ
いわくらともみ
んでいた薩摩·長州両藩は, 公家の岩倉具視らと結び,討幕へと動
(→p.426.58)
みわちょく
きだした。しかし, 翌年10月, 慶喜は, 討幕の密勅を手にいれた薩
まうちとよしけ
長両藩の動きに先んじて, 前土佐藩主山内豊信の申しいれを受けい
(→p.4322)
れ、朝廷に政権を返上する大政奉還をおこなった。
いせいほうかん
ww
1867(慶応3)年12月,討幕派は,天
王政復古と戊辰戦争
おうせいふっこ
だいごうれい。
皇を中心とする王政復古の大号令を
発し,幕府を廃止して天皇を中心とする新政府の樹立を宣言した。