B (X)の海軍長官あての手紙 1852 年
世界地図を見ると, イギリスがすでに東インド洋ならびに中国海域, とりわけ中国海域の要
所を掌中に収めているのが分かります。 ・・・イギリスは意のままにこれらの海域から他国を締
め出す力をもち, また莫大な額の貿易を支配することができるのです。 ・・・しかし, 幸いなこと
に, 日本および太平洋上の他の多くの島々には, イギリスの手はまだ伸びておりません。 しか
も、それらのいくつかはわが国にとって必ず重要となる通商ルート上にあります。 わが国は十
分な数の避難港を確保するための積極的な政策をとるべきであり,一刻の猶予も許されませ
ん。