発展例題7
浮力の反作用
発展問題 82
図のように,質量Mの容器をはかりの上に置き, 体積 V。の
水を入れて,体積Vの木片を静かに水に浮かせた。水の密度を
Oo, 木片の密度を o, 重力加速度の大きさをgとする。
(1) 木片が受けている浮力の大きさを求めよ。
(2) 木片全体の体積Vに対する水面から出ている部分の体積
の比率を求めよ。
(3) 容器がはかりから受けている垂直抗力の大きさを求めよ。
木片
水
木片は重力と浮力を受けて静止して (3) 水と容器を一体の
指針
おり,それらの力のつりあいの式を立てる。また,
木片が受ける浮力の反作用として,水は木片から
ものとして考えると,
その重力は
(M+pV)g, 浮力の
反作用はpVgで鉛直
M下向きに受けている。
はかりから受ける垂直抗力をNとすると,これ
らの力のつりあいから,
N-(M+o V) g-pVg=0
N=(M+pV+pV)g
別解)(3) 木片,水, 容器を一体のものと
して考えると,重力と垂直抗力Nのつりあいか
N=(M+p,V.+pV)g
oVg
N
力を受けている。
(M+poV)g
(1) 木片が受ける力のつりあいか
en
解説
ら,浮力をfとすると,
f-oVg=0
(2) 木片の水中にある部分の体積をVWとする
と,浮力fは,f=poVwgとなる。(1)から,
f=pVg
PoVwg=pVg
Vw=2v
Oo
V-2v
求める比率は、1V-Vw
V
Oo
O-0
V
O0
ら,