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62 I章 カ学I
基本問題 128, 132, 133
基本例題15力のつりあいとモーメント
図のように,長さ 1.0mの軽い棒の両端A,Bに,
それぞれ重さが 30N, 20N のおもりをつるし,点0
にばね定数2.5×10°N/m の軽いばねをつけてつるし
たところ,棒は水平になって静止した。次の各問に答
えよ。
(1) ばねの伸びはいくらか。
(2) AO の長さはいくらか。
2.5×10°N/m
0
B
A
1.0m
30N
20N
の弾性力の大きさは,(2.5×10°)×x[)である。
鈴直方向の力のつりあいから,
(2.5×10°)×x-30-20=0
(2) AOの長さを1[m]とすると,BO の長さは,
(1.0-1) [m]と表される。点Oのまわりで力の
モーメントの和が0となるので,
30-20(1.0-1)=0
指針
棒(剛体)は静止しており, 棒が受け
る力はつりあっている。また, 力のモーメントも
つりあっている。(1)では, 鉛直方向の力のつり
あいの式を立てる。(2)では,点Oのまわりの力
のモーメントのつりあいの式を立てる。
解説
(1) 棒が受ける力は,
図のようになる。ば
ねの伸びをxとする
と,フックの法則OL
F=kx から,ばね
x=0.20m
1=0.40m
(2.5×10)
Xx[N]
(Point 力のモーメントのつりあいの式を立
てるとき,どの点のまわりに着目するのかは任
意に選べる。計算が簡単になる点を選ぶとよい。
30N
20N