-
胞当たりのDNA量(相対値)
0
体細胞を必要な成分を
細胞数(個数/mL)
1×10°
含む培養液中で培養する
説
示す縦軸が対数目盛りであることに注意して, 細胞数が2倍に
間」
細胞周期を1周すると, 細胞数は2倍になる。 細胞数を
と、分裂を繰り返して増
そのときの DNA 量を2とし,
(解
なる時間を読み取ろう。培養経過8時間目で1×10°個だった細胞数は, 32
時間目には2×10°個, 56時間には4×10°個に増加している。いずれも24時
間で2倍になっているので, この細胞集団の細胞周期は24時間とわかる。
殖する。この細胞増殖に
おける間期と分裂期 (M
期)の繰り返しの周期を
細胞周期といい, 間期は
Gi 期, S期,G2 期に分
けられる。
図1は分裂を繰り返し
ている動物細胞の細胞数
を時間経過に従って測定した
結果である。
次に,その培養細胞10,000
1×10°
細
間2 体細胞分裂では間期
のS期に染色体が複製さ
れ,複製された染色体は
当3
1×10°
048121620 24 28 32 36 40 44 48 52 56 60
時間
図1
分裂期の最後に娘細胞へ
と分配される。染色体は
DNA を成分とするので,
細胞当たりのDNA 量は
右図のように変化する。
問3 問1より, 細胞周期は24時間。
細胞周期各期に要する時間の長さ
は,各期にある細胞の数に比例す
る。問2および図2より, GI期
に要する時間は細胞周期の 62.5%なので, 24×62.5%=D15時間。 S期に要
する時間は細胞周期の 25%なので, 24×25% =6時間。 G2期とM期に要す
る時間の和は細胞周期の12.5%なので, 24×12.5%= 3時間となる。
培養経過(時間)
G期
S期
G期
M期
G期
DNA量が2=G, 期
2~4=S期
細胞数
7,000
6,000
5,000
A群
-6,250-
4=G期&M期
個を固定,染色し, 細胞1個
C群
A群
B群
当たりの DNA 量を測定する
と図2のようにA群, B群,
C群に分けることができた。
4,000
3,000
2,000
1,000
S期
G2期·M期
G期
62.5%
15時間
12.5%
B群
C群
2,500_1,250
25.0%
6時間
3時間
0
0
2
図2
細胞1個当たりの
DNA 量
4
DNA 量(相対値)
5
4
間期の始めにお 3
ける DNA 量を2
こした相対値)
2
1
答
A群- G」期 B群-S期 C群-M期, G2 期
問」 24時間
問2
0
問3 下図参照
図3
10
20
5
細胞1個当たりの
4
30
40
50 52
この培養条件で細胞周期の1周期に要する時間は何時間か。
図2のA群,
間の細胞を含むと考えられるか。
上記の条件で同じ細胞が分裂を繰り返すものとする。細胞1個当だ7
NA 量の変化のグラフを図3に記入せよ。 0時間を間期の始めとし
DNA 量
(時間)
(問期の始めにお 3
ける DNA 量を2 2.
とした相対値)
1
B群,C群はそれぞれM期, Gi 期. S期, G2期のどり
0+
5052
(時間)
10
20
30
3.体細胞分裂 29