A 直線上の点の運動
直線上を運動する点の速度と加速度について考えてみよう。
数直線上を運動する点Pの座標 xが,
時刻tの関数として
x=f(t)
P
x=f(t) x
と表されるとする。このとき,時刻 t から ++ ⊿t までの平均速度は,
f(t+4t)-f(t)
で表される。
At
10
この平均速度において, 4t → 0 のときの極限値を、時刻 t における
点Pの速度という。速度をひで表すと
v=
dx -=f'(t)
dt
第4章
微分法の応用
15
である。Pは, v0 のとき数直線上を正の向きに動き, <0 のとき
負の向きに動く。また, vの絶対値|v| を,点Pの速さという。
さらに,速度』の時刻 t における変化率を、点Pの加速度という。
加速度をαで表すと,次のようになる。
dv d²x
a=
=
=f"(t)
dt dt2