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[大]
大]
重要 例題
9
二項定理の利用
(1) 101 ' の下位5桁を求めよ。
(2)2
00で割った余りを求めよ。
CHART & THINKING
のののの
23
基本
(1),(2) ともに, まともに計算するのは大変。
(1) は,次のように変形して、 二項定理を利用する。
1011= (100+1)100= (1+102) 100
展開した後, 各項に含まれる 10 に着目し, 下位5桁に関係する箇所のみを考える。
(2)も二項定理を利用するが,どのようにすればよいだろうか?
→900=302 であることに着目し,2930-1 と変形して考えよう。
解答
(1) 1011=(100+1)100= (1+102) 100
=1+100C1・102+100C2・10+100C3・10°+100C4・10°++10200
=1+100C1・102+100C2・10+10%(100Cs+100C4 ・ 102 +... +10194)
ここで, a=100C3 +100C4・102 +…+10194 とおくとaは自然数で
101100 = 1+10000 + 49500000 +10°α
=10001+49500000 +10°a
=10001+105(495+10a)
10 (495+10a) の下位5桁はすべて 0 である。
よって, 101100 の下位 5桁は
10001
(2) 2945(30-1)45=(-1+30)45
=(-1)^5+45Ci (−1)44・30+45C2(-1)43・302+45C3(-1)42・303
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1章
1
3次式の展開と因数分解,二項定理
分散式は、
+…+45C44(-1)・304+3045
第3項以降の項はすべて 302=900で割り切れる。
また,(-1)45=-1, -1) =1であるから
-1+45・1・30=1349=900・1 +449
よって, 2945 を900で割った余りは
449
大←第1項と第2項の和は
900 より大きい。
計算への応用
INFORMATION
上と同じ考え方で, 複雑な計算を暗算で行うことができる。 例えば,9992 は
9992=(1000-1)=1000000-2000+1=998001, 4989×5011 は
4989×5011=(5000-11)×(5000+11)=50002-11=25000000121=24999879 と計算
できる。