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用言の音便
▼語がつながるとき、発音しやすいよう別の音に変わる
品詞
総合問題2
用言のまとめ・復習
P1までの基本ノートで確認しながら進めよう。
音便例
もとの形
種類 特
て
咲きて
→咲
たり
福はあざなえる麺のことし
上にといふありけり。 かしこく強き馬をなむ持ちたり A
すばらしく
どこへとらす
これを人にも貸し、われも使ひつつ、世を渡るたよりにしけるほどに、この馬
いかがしたりけん、いづちともなく失せにけり。聞きわたる人、いかばかり嘆
くらんと思ひてひければ、「悔いず」とばかり言ひて、つゆも嘆かざりけり。
よりどころ
ウ音便
イ音便
イ音に
変化
ぎたり→
形容詞
こと
よきことよ
#4
2
う
7
笑びて
→笑
→思
2
思ひて
形容詞
に変化
なる
白くなる→白
動詞
少しかなかった
あやしと思ふほどに、この同じさまなる馬を、あまたして粉にけり。い。
→学
ん
たくさん
学びて
胃びて
動詞
音に
ありがたきことなれば、親しきき喜びを言ふ。 かかれどまた「喜ばず」と
親しい人もな人も
こうであるけれど
(はね)
変化 進みたる
→進
だる
動詞
ひて、これも驚くけしきなし。かくてこの馬あまたを飼ひて、さまざまに
めり 形容動詞
適
静かなるめり→静かな
使ふあひだに、翁が子、今曲で来たる馬に乗りて落ちて、右の腕をつき折り
と言ひて、けしき変はらず。さ
また驚き訪ふにも、なほ「
取りて
促音便
音に
音(つまる音)
「ん」は表記されないこともある
て発音は「つ」
つ
→取
たる
同
変化 従たる→従
動詞
るほどに、にはかに国にいくさ起こりて、気を集められけるに、国のうちに n
WIT
-「うつくしく」
さもあるもの、残りなくいくさに出でて、みな死にけり。 この翁が子、傷を
三寸ばかりなる人、いと
HUDNORY
て居たり。
座っていた
たいそう
ひたるによりて、この中にもれにければ、片手は折れたれども、命は全か
あとに続く語によって、発音の便宜上、音が変化する
ばれなかったので、
無事で
りけり。これ、かしこき例に言ひ伝へたり。 唐土のことなれども、いささか
あった
少しばかり
これを記
(古今著聞集)
文法問題
読解問題
線~について次の表を完成させよ。 品詞名は次のア~ウから選んで記号
を書け。
(2点×10 四項目とも正しければ正解)
問三
イ形容詞 ウ形容動詞
Bに入る言葉を、本文中から抜き出せ。
(7点)
基本形
B
活用の種類
活用形
D
活用
9
活用
形
活用
活用
活用
行
活用
活用
活用
形
形
形
形
形
活用
活用
形に活用させ
人には変型で活用する助動詞「けり」が入る。上にある「なむ」に注意して正し
(2点)
つゆ〜ず
(打消)
この世には永遠に続く幸福もないし、永遠に
続く不幸もないということ。
●重要古語本文での意味を書け。
たより
問四 ―線1~3の主語を次から選べ。
ア翁 イ翁が子
問 作者がこの話から得た教訓として最も適当なものを、次
から選べ。
ア「唐土」には賢人がたくさんいるので、その行いを自分
たちも見習うべきであること。
人生にはさまざまな出来事があるので、いちいち喜怒
哀楽を表さないほうがよいこと。
ウ 人生何が幸いして何が不幸の源になるかは、簡単には
わからないということ。
ウ聞く人
(4点×3)
作者
2
(7点)
(-AXN)
21用言のまとめ
言のまとめ 20