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り
る
れ
第三章
たり」活用語の連用形に
「り」
四段動詞の巳然形·サ変動詞の未然形に
四段動詞の命令形に接続という説もある。
たり
接続
活用
未然形
連体形
山然形
命令形
活用の型
連用形
たら
たり
たり
たる
たれ
たれ
ラ変型
S
意味 0存続(… テイル……テアル)
その沢に、かきつばたいとおもしろく咲きたり。
紫だちたる雲の細くたなびきたる。
道知れる人もなくて、惑ひ行きけり
完了(……タ……テシマウ……テシマッタ)
(伊勢物語·九)
(枕草子·春はあけぼの)
(伊勢物語·九)
各々拝みて、ゆゆしく信おこしたり。
(徒然草·二三六)
やまとびと
トJ
からうじて、大和人「来む」と言へり。
(伊勢物語·二三)