例題 3 繰り返し構造と数え上げ・加算
類題 : 6.8
次の(1),(2)のプログラムを実行した結果, 画面に表示されるものを記せ。 なお, 「range (5)」は、0から5未
満の整数を返す組み込み関数である。
(1)
1
(2)
x = 0
1
x = 0
2 for i in range(5):
3
x = x + 1
4 print(x)
234
2 for i in range (5):
3
x = x + i
4
print(x)
解答 (1) 5
(2)0,1,3,6,10(縦に表示)
ベストフィット
繰り返し処理を使い, 数え上げや加算を行う。 繰り返しの対象範囲に注意する。
解説
(1)(2)の2行目は, iを0から4まで1ずつ増やしながら5回繰り返しを行う for文である。 繰り返しの対象行は,(1)は3
行目のみ,(2)は34行目であることがインデントからわかる。 よって, print(x)は,(1)は1回,(2)は5回実行される。
(1)(2)の3行目の「x = x + ○」は, 「xに○を加えた結果を x に代入する」処理である。 (1) では 「1」を, (2) では 「i (1ずつ増えて
「いく変数)」 を繰り返し加算する。