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必修
基礎問XXX
帯は,指示薬Aおよび指示薬Bの変色域を表している。 中和点はpHが急激
図1~3は、 中和滴定の際の溶液のpH変化を示している。 また,図中の
次の文章を読み、下の問いに答えよ。
に変化する領域の中点であり, 酸や塩基の組み合わせにより中和点の位置や
使用できる指示薬が異なる。
図1のような滴定曲線が得られるのはア滴定した場合であり、指示薬
Aおよび指示薬Bとも変色域がpH 急変の領域内にあるので,どちらの指示
薬を使っても中和点の滴定量を測定できる。 一方, 図2はイ滴定した場
合に得られるが,変色域が pH 3.1~4.4 の指示薬B では中和点をみつけるこ
とはできない。 逆に、図3の場合には指示薬Aは適さない。
pH
34 滴定曲線
図3は,具体的にはアンモニア水を塩酸で滴定したときに得られる。中和
点の適定量の半分を滴下した付近(X点)では,未反応のウと中和で生
成したエのモル濃度はほぼ等しい。
14
12
10
8
6F
4
[A の変色域
●中和点
Bの変色域
滴定量
図 1
pH
問1 文中の ア
選び, その番号を答えよ。
① 強塩基を強酸で
④ 強酸を弱塩基で
⑦ 弱塩基を弱酸で
2 文中のウ,
選び,その番号を答えよ。
① 塩酸
②
④ 塩化ナトリウム
14
12
10
8
6
4
2
中和点
滴定量
図2
化学基礎
pH
14
12
10
8
6
4
2
0.
水酸化ナトリウム
塩化アンモニウム
X
中和点
滴定量
図3
5につい
] について,次の ① ~ ⑧ から最も適当な答えを
強酸を強塩基で
(5) 強塩基を弱酸で
⑧ 弱酸を弱塩基で
について,次の ① ~ ⑤ から最も適当な答えを
(3) 弱塩基を強酸で
⑥ 弱酸を強塩基で
③ アンモニア
立命館大)
している
10m
Umi NaOH ag
LOHCYa
10:14
曲は、次の
DOA