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【 1 0 】<3780G11> 2016 静岡県立大学 2/25, 前期 食品栄養科
すべての設問に対して, 必要ならば次の値を用いよ。
原子基 : Hー1.0, C=12.0, 0=16.0, Na=23.0, 8三32.0,
Ql=35.5
気体定数(@ : 8.31X103Pa・L/(K・mo), 0で273K
次の文を読んで,問 1ー問 4 に答えよ。
水酸化ナトリウムと塩酸を反応させると塩化ナトリウムと水が生成する。塩化ナトリウムは食塩として知
られている。食塩は -役的には海水あるいは岩塩から製造される。海水から食塩を作るために, 背はq海水を
天日で濃 した後に大鍋で煮詰めて塩化ナトリ ウムを結晶化さきせていたが, 今日ではイオン交換膜を利用レ
て漢給し, 結晶化させることが、-般的である。食塩は調理などでも利用される。例えば, パスクタはo質基ペパー
セント濃度が 19%程度の食塩水を沸騰させて, この中で茹でる。
塩化ナトリウム水溶液を電気分解すると陽極陰極のそれぞれから気体が発生する。
問1 下線部①の方法に従って食塩を得ることとした。 濃縮した海水中の塩化ナトリ ウムの質量パーセント渡
度は 18.09%であった。この濃縮した海水 1000g を 100でで煮詰め. 700g の水を蒸発させて食塩の結晶を得
た。このとき, 100での海水から析出した塩化ナトリウムの質基[gl]を有効数字 2 桁で答えよ。また., 解答欄
に計算過程も書け。ただし, 海水に含まれる塩はすべて塩化ナトリウムであるものとし, 谷化ナトリウムの
100ででの溶解度を 41g/100g 水とする。
問 2 下線部②について, 溶液の沸点上昇度は溶解している物質(分子,。イオン)の質量モル濃度に比例するこ
とが知られている。この比例関係が成り立つとき, 1.0%塩化ナトリウム水溶液が沸騰する際の沸点上昇度
[K]を有効数字 2 桁符えよ。また, 解答欄に計算過程も書け。ただし, 比例定数となる水のモル沸点上昇
は 0.52K・kg/mol とする。
問3 下線部③において, 陽極と陰極で起こる反応を電子e を含むイオン反応式で記せ。
問4 下線部③にねおいて, 0.10A の電流を 100 分聞流したと きに陽極で発生する物質の質量[glを有効数字 2
桁で答えよ。また, 解答欄に計算過程も書け。ただし, ファラデー定数(のは 9.65X104C/mol とする。