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第1編
重要演習
13気体の拡散 62分
だ容器がある。この容器の上の球にはアルゴン Ar が、下の球には水素 He が,ともに/
0℃, 1.0×10° Pa で入れてあり, コックは閉じてある。このコックを開いて長時間放
置すると、容器内の気体は最後にはどのようになるか。最も適当なものを,次の0x0.s
ののうちから一つ選べ。H=1.0, Ar=40
0 二つの気体は,同温·同圧であるから,容器内の気体はもとのままである。
の Ar は He より重いので,アルゴンが下の球に,水素が上の球に入れかわる。
O Ar は He より重いので, 二つの気体の密度が等しくなるまで水素が圧縮される。
O Ar と He は,それぞれの分子の運動によって互いに混合し,均一な混合気体になる。
図のような容積の等しい二つのガラス球を,コックでつない。(上方)
(アルゴン
0 コック
1984 追試
(水素
(下方)
14気体分子の熱運動 62分
の数の割合を示したグラフである。ここでTと T,の関係は Ti| ア|Tである。変形しない密閉容器
中では, 単位時間に気体分子が容器の器壁に衝突する回数は分子の油火よ
図は温度Tiと温度 T,における,気体分子の速さとその速さをもつ分子
まどイなる。こ
れは
温産で
車している。
ア
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選べ。
2017 本試
第2章 物質の三態と状態変化 気体
イ
ウ
2物質の三態と状態変化気体
多く
低く
多く
高く
13 0
液体どうしの混合の場合は,どんな割合でも均一に混合
するもの,ある程度は混じるもの, ほとんど混じりあわ
ないものといろいろある。しかし, 気体どうしの混合の
場合は,アンモニアと塩化水素のように化学反応する場
合以外は気体の種類に関係なく, また,どんな割合でも
互いに混じりあって均一な混合気体になる(拡散)。これ
は、気体分子の熱運動のエネルギーが大きく, 分子間力
がほとんど無視できる状態にあるためである。
0 適当でない。容器内の気体はもとのままではなく。
拡散して均一な混合気体になる。
少なく
低く
K。
少なく
高く
H
J
G
臨界点
C
B
三重点
(Tr. P)
A
12