4 装1において, 物質Xは血しょう中に8%
含まれていることや原原中と尿中に含まれてい
ないことから,タンパク質であると考えられる。
また,下線部d)で, 1分間に腎臓に流入する血
液の量は 1.2L であるとされているので, 腎
に流入する血しょうの量はその55%で660 mL
である。このうち, 120mL がろ過されるとい
うことは,ろ過されずに部位Pに移行する血
しょうの量は540 mL となる。一方で, 物質X
(タンパク質)はろ過されずに金量が糸球体から
部位Pへ移行するので, 部位Pにおける物質
Xの濃度を腎動脈中での濃度と比較するので
あれば,「溶質の昼は変化せず, 溶液の量が540
/ 660 になった場合の濃度変化」 を考えればよ
い。濃度では 660/540 となり, 約1.2倍と算出
される。