サクラ説明書によると, からだから (b) ある液体を採取して, それを抗体検査キットに滴下するんだって。す
と結合して, 抗体検査キットの中で移動していくのよ(図1)。 10 分間待つと, 2 種類の抗体判定部
ると、滴下した液体に含まれる抗体が, 抗体検査キットの中にある標識されたウイルスの一部(抗原)
ぞれの抗体判定部位に抗体が結合して、 その抗体に結合した標識抗原がラインとして見えているの
位(IgG 判定部位, IgM 判定部位)と、 コントロール部位にラインが出るみたい。このときには,それ
れば陽性で, 抗体が体内に存在しているというわけね(図2)。 コントロール部位は, 検査が成功して
ね。 抗体判定部位にラインが出なければ陰性で, 抗体は体内に存在しないということで、ラインが出
いるかどうかを判断するためのもので,コントロール部位にラインが出れば検査が成功していて, ラ
インが出なければ無効で検査そのものが失敗していると判断できるようになっているみたい。
コントロール部位
滴下した液体
IgG 判定部位
IgM 判定部位
IgG 判定部位
コントロール部位
IgM 判定部位
採取した液体の
滴下した液体が移動する方向
滴下部位
標識したウイルスの一部(抗原)を固定
図1
コントロール部位
IgG 判定部位
IgM 判定部位
陰性
陽性の例
図2
無効の例
アヤメ この抗体検査キットで陽性の結果が出たら、 この感染症の原因となるウイルスに対する抗体をすで
にもっているということね。
サクラ抗体はタンパク質であることは生物基礎の授業で習ったね。 さらに詳しく調べてみるとこのタンパ
ク質には全部で5種類あって、それぞれ役割と体内でつくられる時期が異なるみたいよ。 (c) この抗体
検査キットで検出できるのは, IgG と IgM というタンパク質の2種類みたいね。
アヤメ IgG と IgM は,何が違うのかな。
サクラ少し調べてみたんだけど, ウイルスなどに感染するとB細胞は初期にIgM をつくり,その後, IgG
をつくるようになるんだって。IgG をつくるとき, B 細胞の染色体では、IgM の定常部をつくる遺
伝子を含む領域を切り出してしまうようだよ (図3)。
IのGは溶性免疫の中心である。
分量が小さく胎盤を通過できる。
血液中に男が存在する
-5-