問2 次の和歌の傍線部は序詞で、序詞の直後の語が掛詞になっている。 そ
の語を抜き出し、何と何の掛詞であるのかを、例にならって答えよ。
例) 秋風の吹き裏がへす葛の葉のうらみてもなほ恨めしきかな
(古今集)
「うらみ」が「裏見」と「恨み」の掛詞である。
せり
いかにせむ御垣が原に摘む芹のねにのみ泣けど知る人もなき
(千載集)
問3 次の和歌の傍線部は序詞である。 これを現代語訳せよ。
風をいたみ岩うつ波のおのれのみ砕けて物を思ふころかな
*いた・・・ 形容詞「いたし」の語幹。「いたし」は 「はなはだしい・激しい」の意。
(詞花集)