大正デモクラシーについて
1. 最初の本格的な政党内閣は, 1918年に成立した原敬による立憲政友会内閣で, この内閣は陸
海·外相を除くすべての閣僚が立憲政友会の党員で構成されていた。
2.大正デモクラシーの理論的支柱としては, 吉野作造の民本主義と美濃部達吉の天皇機関説が挙
げられる。
3.労働者の団結と労資の協調をめざして, キリスト教徒の鈴木文治を中心として1912年に友愛会
が結成された。
4.1922年に杉山元治郎らが日本農民組合を結成し, 小作争議の指導に当たると,地主側も結束し
て地主組合を組織したため, 小作争議は激減していった。
5.第一次世界大戦後の1920年, 平塚らいてう·市川房枝 伊藤野枝らが,日本最初の全国的婦人
団体である新婦人協会を創設した。