(2) 下線部②の例として、哺乳類の体細胞のうち、特定の種類の細胞だけで合成されているタンパク質の例を2
あげ,それぞれの細胞とタンパク質の名称を書け。
(神戸大・滋賀医大)
10. 細胞周期について、 以下の問いに答えよ。
図1
図2
5.000
M期
A群
4.000
G.
細胞数
3.000
C群
2.000
[個] 1,000
,B群
S
2 3 4 5
細胞1個あたりのDNA量(相対値)
動物細胞を培養していると,図1に示すような細
胞周期を繰り返しながら増え続けるようになる。 分
裂を行っている時期をM期 (分裂期)といい、おもに
染色体の構造の変化や細胞内での位置の違いに基づG2期
いて前期・中期・後期・終期に分けられる。 分裂が
終了してから次の分裂が始まるまでは間期と呼ばれ,
さらに期, S, G2期に分けられる。 図2はさかん
に細胞分裂を繰り返している動物の培養細胞から80
00個を採取して、 細胞1個あたりのDNA量を測定した
結果である。
(1)この動物細胞の分裂期において、次の①~⑥の現象は何期で観察されるか。 それぞれの時期を答えよ。もし
観察されないものがあれば×と書け。
①各染色体が縦裂する。
③各染色体は細胞の赤道面に並ぶ。
② 染色体は細い糸状になり、核膜が現れる。
④染色体は凝縮して太く短くなる。
⑤ 細胞板を形成して細胞質分裂が起こる。 ⑥各染色体は縦裂面から分離して両極に移動する。
(2) 図2のA~C群には,それぞれ何期の細胞が含まれているか。 図1に示された名称で答えよ。
(3) 放射性同位元素で標識したチミジン (DNAの材料) を含む培養液で図2の動物細胞を短時間培養すると,S期
その細胞のみが放射性同位元素で標識された。 8000個の細胞のうち、理論的には何個の細胞が標識されている
ことになるか。
(4)8000個の細胞のうち, M期の細胞数は400個であった。 Gi期, S期, G2期, M期に要する時間を求めよ。ただし、
(神戸大)
細胞周期の時間を20時間とする。